
丸藤葡萄酒工業株式会社 A棟改修プロジェクト
M社 / 2024
「若い社員たちに勤労の喜びをどう感じてもらえるか。金利が上がらないうちにA棟をリニューアルしたい。」4代目大村社長は決断されました。疫病の流行も落ち着きを見せ、勝沼のワイン業界にも活気が戻りつつある今、A棟で44年間丸藤のワイン醸造を支えてくれたホーロータンクを、温度管理可能なジャケット付SUSタンクに切り替える、さらなるワインの品質向上を目指し熟成の温度管理をしやすい環境をつくる、其処には勝沼超沸騰化の背景がありました。勝沼は毎年夏場には最高気温地域に名を連ねています。それに伴い、壁天井の断熱改修、床排水溝・仕上げ改修を2年かけて行う事となりました。





改修前
壁は外壁ALC現し、天井には薄い断熱シートが張ってあります。床はシンダーコンクリート素地仕上げ、排水溝は緩勾配で排水が流れにくくなっています。


壁断熱改修
改修は内部のみです。築44年の外壁ALCを考慮すると、グラスウールは壁内漏水・結露が起こった場合カビの要因となります。手間はかかりましたが、ここは熱抵抗値1.8のミラフォームΛを隙間なく張り詰めました。内装仕上げ金属不燃サイディング熱抵抗値0.44と合わせて、高断熱仕様としました。

天井断熱改修
天井には水掛かりは無く、室内の湿度も高くない事で、一般の高性能グラスウール熱抵抗値4.1とし、天井内に通気層を設けケイ酸カルシウム板張りとしました。手際のよい若い内装屋さんは、エグザイルさながらの美しいパフォーマンスを魅せました。

葡萄の仕込み前に断熱改修(第一期工事)完了
ホーロータンクにはあと一年頑張ってもらいます。内装が白に統一され、明るくなりました。


床改修(第二期工事)
緩勾配の排水溝の勾配を取り直しました。既存シンダーコンクリート厚内でのギリギリの工事。グレーチングも既存溝に合わせて取替。排水管を新たに下水へ接続しました。

床工事(丸藤葡萄酒工業直営工事)ウレタン系の防水床仕上げ。

工事完了
ステンレスタンクと白い壁天井が光を反射しあい、明るい貯蔵庫となりました。
