
盆地を見渡す家
FJO邸 / 2013
南アルプスを臨むO家御当主FJOさんの家は、葡萄と共に暮らし育てるための絶好のロケーションにあります。軒の水平ラインから盆地を見渡し、雲の動きや風の変化に敏感に対応できるように。作業場には大きな庇を設け、葡萄に雨や直射日光が当たらないよう工夫され、頬杖の形はルバイヤートを模倣。和室の床壁を開けると、盆地の四季が掛け軸のように映り、夫人のふるさとを感じられる仕掛けが施されています。近隣の畑へは通勤時間1分、FJOさんの愛情に満ちて育てられた葡萄は大人気で、滅多に口にすることはできません。


FJOさんの作業場には葡萄に雨や直射日光が当たらないように大きな庇が必要です。庇を支える頬杖の形はルバイヤート、ルバイヤート、ルバイヤート、ルバイヤート・・・
和室のこだわり。閉ざされた床壁を開けると、盆地の四季の移ろいがそのまま掛け軸となります。この窓が夫人のふるさとを身近に置きます。



無要作。オリジナル銀引手「FJO×Rubayat」
軒張り出し。R状に方杖をつき、軒桁を受けて張出を可能にしています。鎌倉時代に重源上人が東大寺南大門を「大仏様」で再建。留学先の宋から持ち帰った工法で構造をシステム簡略化し、材料手間とも工費を押さえローコスト化に成功しました。その現代簡略版で、手先代わりのR方杖が軒桁(貫)により水平力にも耐えます。
