
登録有形文化財(現重要文化財)
富岡敬明家住宅調査報告・保存修理
T家住宅 / 1998
この調査は、1995(平成7)年より以前から関わった山梨県近代化遺産総合調査報告書1997(平成9)年出版(山梨県教育委員会編)を経、2000(平成12)年4月28日に(登録番号第19-0039)に文化庁に登録有形文化財として指定され、のちに登録有形文化財旧富岡敬明家住宅保存修理事業として2000(平成12)年11月10日庁保伝第7号にて甲府市教育委員会、山梨県教育委員会、文化庁に事業化された一連関わりの中行われた。後に旧富岡敬明家住宅石類(平成15年登録番号TY0012)、主屋・書院は国指定重要文化財(令和4年KB0052)に格上げされた。主屋は明治8年住宅として少数残存する疑洋風建築ベランダコロニアル様式。書院は明治26年近代和風建築で、富岡敬明は数々の国の要人や文化人を招きサロンとしても使用されていた。


概要(時代変遷の根拠と痕跡)
富岡敬明は1822(文政)年佐賀藩小城支藩士熊代利温(としはる)の次男として生まれ51才の1872(明治5)年山岡鉄舟の命で山梨権参事着任後、甲州との関係が生まれる。本建物旧富岡敬明家住宅の時代変遷の調査にあたっては自伝(双松山房詩史)、甲州大小切騒動と富岡敬明(島田駒男著)、小説富岡敬明(河村秀明著)富岡敬明年表、移動図—(長坂町郷土資料館編)熊本港のルーツを探る(阿曾田清著)、甲府新聞社(明治8年2月5日)、写真集明治〜昭和の甲府(飯田文弥著)、山梨の洋風建築(植松光宏著)などの参考文献、富岡家所蔵旧写真、家系図、古文書、明治期における富岡敬明所有の固定資産図と敬明曾孫富岡古明氏聞き取り、建築を任されたと言われる天野忠右衛門子孫、天野志津子(双葉町在住大正9年生まれ81才)氏、地場照雄(中富町大塩在住)氏、地場恵雄(甲府市富士見在住)氏などの聞き書きを整理まとめ上げた結果によるものである。








建築の時代変遷を
第一期(明治 8年〜明治22年)
第二期(明治22年〜明治44年)
第三期(大正元年〜昭和5年)
第四期(昭和6年〜平成12年)に大別できます。